地方とインターネット

自民党の総裁選挙で世の中がそれなりに騒いでいる。

福田氏と麻生氏のメッセージの中では、参院選の結果を受けて、特に地方復興への手当てに言及しているものが多い。ただ、何をして復興をするかという点については具体的に触れられてなく、インターネットと関連した政策も私が見聞する限り皆無だ。麻生さんの漫画好きはつとに有名だが、インターネットの話はしない。漫画とインターネットは直接的に相関関係があるとはいえないが、読者層と利用者層は重なっている部分もあると思う。旧派閥の談合体質・古い政治を批判する返しつつ、先進的なイメージを植えつけるなら、地方との関連でインターネット政策に言及しても良いと思うのだが、残念だ。もっとも、政府が考えるインターネット施策は画一的なので、これまでのように「デジタルディバイド」と「ユビキタス」(地方と関係ないところだと「有害情報対策」)以外の何かでないと新鮮味はないだろう。