グーグル覇権に挑む(1)「日本企業、検索冬の時代」に終わりは来るか

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITbp000026052006

 「マルチメディア検索エンジンの開発基盤をオープンソースで作る」――。経済産業省が昨年末に立ち上げた、検索エンジンに関する研究会「ITによる『情報大航海時代』の情報利用を考える研究会」での議論がにわかに活気を帯びてきた。松下電器産業やNTTといったIT関連企業に加え、コンテンツ業界などさまざまな業界のトップ企業が名を連ねる。来年度にコンソーシアムを立ち上げるべく予算取り交渉の真っ最中だ。<略>
「IT分野で国が支援して成功した試しはない」との批判も聞かれるが、国産検索エンジン開発は単なる「悪あがき」なのか。

Google本が出てきてはじめてこのような動きをする遅さからしても、「IT分野で国が支援して成功した試しはない」というこれまでの経験を補強するだけに終わりそうです。松下やNTTといった国策起業に300億円流し込んで、有形無形に、いくらかキックバックしてもらうことを狙っているのでしょう。経産省という役所は本当に無用な存在だと改めて思います。