楽天・ライブドアなど日本のネット企業は時代遅れ!

http://nikkeibp.jp/sj2005/column/a/11/02.html

しかし、問題は西部開拓史を見ても分かるように、文明社会(ニューヨーク)の法がいいと思ったとたんにガンマンとしては隙を見せることになります。倍率が20倍の会社にクリンチすれば、彼の会社も旧社会の倍率になってしまうのです。つまり彼は市場に対して時価総額は2000億円(5分の一)でいい!という馬鹿なシグナルを送ったことになるのです。これは楽天の“光通信化”です。

大前氏の指摘は本質をついている。「ベンチャー」と呼ばれた企業もいつしか大きくなり、旧勢力、既得権益者の代表であるメディアの攻撃にさらされて、つい自ら歩んできた道が正しかったか不安になることもあるし、それらが持っているものをほしくなるものだ。でも、経団連なんかに入って彼らの論理下におかれて旧習に染まるより、多少いばらの道であっても自らが新しい世界を創りださないと、「21世紀型企業」というものの成長はない。

それには、楽天ライブドアソフトバンクなどが「ホワイトナイト」とかいって、お互いの足を引っ張り合うのではなく、既存勢力に対して、「新しい世界の創造」を共通目的として、戦うことが大事だ。なんだかんだいって時代はフォローなのだから。ゲーム理論的には難しいのかな?!