米グーグルのキャッシュ機能は著作権侵害?

http://www.japan.cnet.com/news/com/story/0,2000047668,20059840,00.htm

正式なウェブアーカイブとは異なり、ページのコピー保存は一時的なもので、無効となったリンクはどんどん抹消しているという。しかし、ウェブページのデータを入手したいユーザーにとっては、Googleのキャッシュページは情報の宝庫だ。元のサイトがなくなっても、Googleのキャッシュページがしばらく残っているので、その間に情報を回収できる。

  • ウェブページのキャッシュで著作権違反?--カナダで法案審議へ

http://www.japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20085570,00.htm

現在、カナダの議会に提出されている法案が成立した場合、検索エンジンがウェブページをキャッシュする行為が違法となる可能性がある。

私の理解では、日本の著作権法においては、キャッシュは「有形的な複製ではない」という理由から、複製権侵害にあたらないとされてきたと思います。個人的にはあまり利用していませんが、便利だなと感じる場合も確かにあります。グーグルがいうように社会的な利益もあるし、一定期間後削除されるのだから、これを徒に違法と評価するのは避けてほしいものです。プロバイダが個別に意図的ではないこのような理由で訴訟にさらされ続ければ萎縮効果が働き、新たなサービス開発が進みません。是非しっかりとしたセーフハーバーを手当てしてほしいものです。